水切りかごを置かない選択肢4つ。巻く・畳む・吸水で比べる
水切りかごを常設したくない人へ、巻けるラック、畳めるマット、吸水マット4点を比較。置ける量、排水方法、収納と手入れから選びます。

水切りかごをなくすと調理台は空きますが、洗った食器の置き場所までなくなるわけではありません。代わりの道具は、しまいやすさだけでなく、水の行き先と乾かし方まで考えて選ぶ必要があります。
この記事では、使わないときに巻く、畳む、掛けることができる4点を比べます。順位は付けず、シンクへ直接排水したいか、調理台で受けたいか、使用後にどこで乾かせるかを軸に整理しました。
最初に決めるのは、水の行き先
常設しない水切り用品は、大きく3つに分けられます。
- シンクに渡すラック:水はそのままシンクへ落ちる。シンクの幅と奥行きを測る必要がある
- 水を受ける樹脂マット:調理台を濡らしにくいが、たまった水を捨ててマットも乾かす
- 水を吸う布・メッシュマット:軽く畳みやすいが、使用後に掛ける場所や洗い替えが要る
少量の食器ならマットでも足ります。鍋や家族分の皿を重ねる日が多いなら、平らなマットだけでは置き方が不安定になりやすいため、必要な面積を実際の洗い物で確かめたいところです。
もう一つ測っておきたいのが、片づけ先です。巻いたラックは棒状になりますが、布マットほど小さくはなりません。フックへ掛けるなら、濡れたままでも周囲へ水が落ちにくく、風が通る場所を用意します。
水切りかごの代わりになる4つ
山崎実業 折り畳み水切りラック タワー L ホワイト

シンクの上へ渡し、水を直接落としたい人向きです。幅26×奥行58×高さ0.8cmで、対応するのは奥行54cm以下のシンク。耐荷重は4kgです。折る幅を変えられ、使い終えたら端から巻いて収納できます。
ワイヤーの一部を外し、蛇口を避けて設置できるのも特徴です。一方、両端を載せる縁が狭いシンクや、段差のあるシンクでは安定するかを購入前に確かめる必要があります。食器を置いたまま調理でシンクを使いたい人にも向きません。
仕様と設置例は山崎実業の公式商品ページで確認できます。画像と記事で扱うのは、Lサイズ・ホワイトの品番7835、JAN 4903208078351です。
IKEA RINNIG リンニング 食器用水切りマット ベージュ

調理台の上で、食器の下に水を受けたい場合の候補です。51×42cmと広めで、中央から二つに畳めます。素材は熱可塑性エラストマー。溝と突起があり、使用後は穴をフックへ掛けられます。
吸水するマットではないため、水滴が多いと溝に水が残ります。IKEA公式サイトの購入者レビューにも、乾きにくさや、マットと置いていた場所を拭く手間を指摘する声があります。投稿者名と投稿日は表示されていません。鍋まで置ける面積はありますが、水を切ってから載せる、使い終えたら水分を拭く、といった手間を許容できる人向きです。
手入れは手洗いのみで、耐熱温度は80℃。平らに置くか、つり下げて保管します。寸法、素材、手入れ方法とレビューはIKEA公式商品ページで確認できます。商品番号は305.954.43です。
IKEA NYSKÖLJD ニーショリド 食器用水切りマット ダークグレー

水滴を吸わせ、洗濯機で手入れしたい人向きです。サイズは44×36cm。表地はポリエステル100%、中にはポリウレタンフォームが入っています。半分に折り、ループをフックへ掛けて収納できます。
洗濯機は30℃以下の弱水流に対応しますが、タンブル乾燥、漂白、アイロン、ドライクリーニングはできません。濡れているうちに形を整える必要もあります。吸水したまま畳んでしまうのではなく、使用後に広げて乾かせる場所まで決めておきたいマットです。
IKEA公式サイトの購入者レビューでは、吸水性や二つ折りで量を調整できる点を評価する声がある一方、色が濃く、汚れや変化が分かりにくいという意見もあります。投稿者名と投稿日は表示されていません。仕様とレビューはIKEA公式商品ページで確認できます。商品番号は804.510.55です。
マーナ さらっと水きりディッシュマット M ガーデン

約30×42cmの立体メッシュで、畳みやすさと、掛けて乾かしやすい形を求める人向きです。素材はポリエステルとナイロン。メーカーは、二重の立体メッシュによって水分の拡散を助けると説明しています。
注意したいのは色移りです。公式の注意事項では、使い始めに色落ちする場合があり、人工大理石の上では使用しないよう案内されています。塩素系漂白剤、柔軟剤、乾燥機、つけ置き洗いも使えません。天板の素材が分からない場合は、購入前にキッチンの仕様書を確認してください。
寸法、素材、注意事項はマーナ公式オンラインショップで確認できます。記事で扱うガーデン柄は品番K643A、JAN 4976404264316です。
4点を、片づけ方で比べる
| 商品 | 水の行き先 | 使用後の片づけ | 向く人 | 気になる点 |
|---|---|---|---|---|
| tower L | シンクへ落ちる | 巻いて立てる、隙間へ入れる | 調理台を濡らしたくない人 | シンク寸法と設置の安定性を要確認 |
| RINNIG | 溝で受ける | 畳む、フックへ掛ける | 鍋も置ける広い面が欲しい人 | 水を捨て、手洗いして乾かす手間 |
| NYSKÖLJD | マットが吸う | 二つ折り、ループで掛ける | 洗濯機で洗いたい人 | 濡れたまま収納できない |
| マーナ M | メッシュへ広げる | 畳む、ループで掛ける | 小さめで軽いマットがよい人 | 人工大理石では使用不可 |
食器を立てる仕切りが必要ならtower、平らな場所を広く使いたいならRINNIGが候補になります。少量の食器を軽いマットで受けたいなら、洗濯方法と天板の素材を見てNYSKÖLJDかマーナを選びます。
片づける前に、道具も乾かす
常設しない道具でも、濡れたまま収納すれば、次に出したときのにおいや汚れにつながります。食器を戻したあと、ラックやマットの水分を落とし、風が通る状態で乾かしてから片づけます。
まずは普段の洗い物を調理台へ並べ、必要な面積を測ってみてください。次に、水をシンクへ落とすか、受けるか、吸わせるかを決めます。収納の小ささだけで選ばず、使用後のひと手間まで無理なく続けられる形を選ぶと、水切りかごを置かない状態を保ちやすくなります。