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ラグのサイズで迷ったら。ソファ・テーブル・ベッドから決める測り方

ラグの大きさを部屋の畳数だけで決めず、ソファの脚、椅子を引く範囲、ドアや収納の動きから選ぶ方法を紹介します。

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木の床のリビングでソファとローテーブルの下に生成りのラグを敷いた様子

ラグを探していると、「6畳向け」「2人掛けソファ向け」といった目安が見つかります。けれど、同じ6畳でも、ドアや収納の位置、ソファの奥行き、床で過ごす時間によって、使いやすい大きさは変わります。

先に決めたいのは、何cmのラグを買うかではありません。どの家具の脚をラグに乗せるのか、どこまでを座る場所にしたいのか。その範囲を床の上で決めると、必要な幅と奥行きが見えてきます。

部屋の畳数ではなく、敷く範囲を測る

最初に、いま置いてある家具を動かさず、ラグを敷きたい範囲をメジャーで測ります。部屋全体の幅より、次の位置を一緒に確認することが大切です。

  • ソファ、テーブル、ベッドの脚
  • ドアを開いたときに通る範囲
  • 引き出しや収納扉を開けるための余白
  • よく歩く通路と、床に座る場所
  • コンセント、床置きの照明、観葉植物の位置

候補のサイズが分かったら、床へマスキングテープを貼って四隅を囲みます。新聞紙や包装紙があれば並べても構いません。数字だけでは分かりにくい床の余白や、家具との重なりを実寸で確認できます。

このとき、ラグの端だけを見ないようにします。ドアを最後まで開ける、椅子を引く、ソファから立ち上がる、掃除機を通す。普段の動きを一度試すと、敷いたあとに困る場所を見つけやすくなります。

ソファまわりは、脚をどこまで乗せるかで決める

リビングのラグは、ソファの前へ小さく置く方法、前脚だけを乗せる方法、ソファ全体を乗せる方法があります。どれが正解というより、床でどう過ごすかで選びます。

ソファの前だけに置く

ソファに座ることが中心で、足元の冷たさをやわらげたい場合は、座面の前からローテーブルの周囲までを覆う大きさでも足ります。ラグを動かしやすく、床掃除もしやすい置き方です。

ただし、ソファの幅よりかなり小さいと、ラグと家具が別々に見えやすくなります。目安が必要なら、まずソファの横幅と同じか、少し広い幅から床に印を付けてみます。IKEAのラグ選びでも、ソファの左右へ10〜15cmほど余裕が出る大きさを一つの目安として紹介しています。

ソファの前脚を乗せる

ソファとローテーブルを一つのまとまりに見せたいなら、ソファの前脚が無理なく乗る奥行きを取ります。座ったときの足元だけでなく、テーブルの向こう側にも少し余白があると、床へ座る位置を変えやすくなります。

前脚を乗せる場合は、左右の脚がどちらもラグの内側へ収まるかを確認します。端ぎりぎりに脚が乗ると、ラグがずれたときに片方だけ落ちやすくなります。

ソファ全体を乗せる

広いリビングで、ソファやサイドテーブルまで一つのくつろぐ場所としてまとめたい場合は、家具全体を乗せます。まとまりは出ますが、ラグを外して掃除したり、向きを変えたりするには家具の移動が必要です。

大きさだけでなく、敷いたまま手入れできるかも考えておきたい置き方です。賃貸のフローリングでは、裏面の素材が床へ影響しないか、長期間敷く場合の注意書きも確認します。

ダイニングは、椅子を引いた位置まで含める

ダイニングでは、テーブルの天板だけを基準にすると小さくなりがちです。椅子へ座るときは後ろへ引くため、その位置でも椅子の脚がラグから落ちない大きさが必要になります。

IKEAのダイニングラグの案内では、テーブルの各辺から60〜70cmほど大きいサイズを目安にしています。たとえば幅80×奥行き140cmのテーブルなら、単純計算では幅200〜220cm、奥行き260〜280cmほどです。ただし、壁や通路との余白が足りなければ無理に敷く必要はありません。

購入前には、いつも椅子を引く位置を一脚ずつ確認します。肘付き椅子や回転椅子は動かす範囲が広くなることがあります。椅子を頻繁に動かす場所では、毛足が長いものより、平織りや毛足の短いラグのほうが脚を動かしやすく、食べこぼしの手入れもしやすくなります。

ベッドまわりは、立つ場所から考える

寝室では、ベッドの下をすべて覆わなくても使えます。朝起きて足を下ろす場所をやわらかくしたいなら、ベッドの左右へ細長いラグを置く方法があります。足元の見た目をまとめたいなら、ベッドの下へラグを差し込み、左右と足元に余白を出します。

ベッド全体を乗せるとラグは動きにくくなりますが、外して干すには大きな家具を動かさなければなりません。日常の手入れを優先するなら、ベッドの前半分だけに敷く、左右を分けるといった方法も候補です。

ベッド下に収納がある場合は、引き出したときにラグの厚みへ当たらないか確認します。ロボット掃除機を使う部屋では、ラグへ乗り越えられるかだけでなく、端やフリンジを巻き込まないかも見ておきたいところです。

床で座るなら、家具より体の動きを測る

ローテーブルの周りで床に座る場合は、テーブルの大きさだけでは足りません。座布団を置く位置、脚を伸ばす方向、寝転ぶ範囲まで含めて考えます。

まず、いつもの姿勢で床に座り、体の周りへどれくらい余白が必要かを測ります。二人以上で使うなら、向かい合うのか、同じ方向を向くのかでも必要な奥行きが変わります。

大きなラグを敷いても、家具で埋まって床へ座る場所が残らなければ目的に合いません。「何人で、どんな姿勢で過ごすか」を先に決めると、単に大きいものを選ばずに済みます。

厚みと裏面は、置き場所に合わせる

サイズが決まったら、厚み、毛足、裏面、洗い方を確認します。

置き場所 確認したいこと
ソファ前 床に座るか、テーブルやソファの脚が沈みすぎないか
ダイニング 椅子を引きやすいか、食べこぼしを手入れしやすいか
ベッド横 素足の触り心地、ずれにくさ、持ち上げやすさ
ドアの近く 扉の下に厚みが当たらないか
床暖房の上 商品が床暖房やホットカーペットに対応しているか

滑り止めが付いていない小さなラグは、立ち上がったときに動くことがあります。必要ならラグ用の滑り止めを使い、床材へ使用できる製品か確認します。床暖房やホットカーペットの上では、ラグ側と暖房器具側の両方の注意書きを見てください。

色と柄は、サイズを決めたあとに見る

ラグは面積が大きいため、同じ色でも小さな見本より部屋での存在感が強くなります。先にサイズを決めておくと、その面積を前提に色や柄を考えられます。

床を広く見せたいなら、床に近い明るさの無地や細かな柄が合わせやすいでしょう。ラグで居場所をはっきり分けたいなら、床と差のある色も候補になります。色を増やしたくない場合は、カーテンの色と同じように、ソファやクッションに使われている色を一つ拾うとつながりを作れます。

最後に、テープで囲んだ範囲を入口から眺めます。家具の近くだけでなく、部屋へ入ったときに床の余白がどう残るかを見るためです。ラグは畳数に合わせるものではなく、その場所での過ごし方を囲むもの。先に動きと家具を測れば、必要な一枚を選びやすくなります。